Words 1

不確かなメロディー

Posted in 2009.5.3 | permalink

学生時代、友人と、「不確かなメロディー」という映画とその舞台挨拶を、観に行ったことがあります。

昨日、急逝した、忌野清志郎さんのドキュメンタリー映画です。

急にいろんなことを思い出して、さきほどから涙が出てきて、止まりません。大学生だった青春時代、僕に心の教育をくれたよき仲間たちがいました。そんな彼らが教えてくれたものの一つに、清志郎さんの音楽がありました。

書きながら、思い出したことがあります。そういえば、あの日は朝からそわそわばたばたして劇場に行ったものの、整理券を手に入れることができず、舞台挨拶を観ることができなかったのです。あきらめきれなかった僕たちは、一目でも彼を見よう感じようと、ロビーで彼が現れるのを待っていました。すると、「忌野清志郎」があのきらびやかな衣装、メークで現れて、僕たちのほうへ来てくれ、Yeah~ Yeah~~ という唄を歌ってくれた。Yeah~ Yeah~~ と話しかけてくれた。なによりもの非公式舞台挨拶でした。これが、僕が知っている清志郎さんの全部です。

私は今でも、あの頃のどくどくと内から湧き上がる熱い気持ちを覚えています。でも本当は、たった今、思い出したのかもしれません。だからこんなに涙が溢れてくるのかもしれません。

かけがえのないある一時期に、仲間とシンプルでピュアで熱い気持ちを共有させてくれた清志郎さんに、感謝します。

ありがとう

追伸: 私が最も尊敬しているジャーナリスト、筑紫哲也さんも昨年、がんで亡くなりました。自らが生きる上で、目標・指針にしていた偉大な先輩方が相次いで亡くなり、私は希望が見えないこの時代に取り残されたような気持ちです。新しい時代の到来、新しい世代の順番が来たこと、十分に理解しているつもりですが、やはり寂しいものはとても寂しいのです。