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10年

Posted in 2017.10.17 | permalink

今日は、若松孝二監督の命日です。今まではこの日をとりわけ意識してはこなかったのですが、今年はそれを思い出すことのほうが自然な出来事や再会がありました。

振り返れば、今から10年以上前に、映画「実録・連合赤軍 あさま山荘への道程」に出演して、僕の人生は激しく大きく変化していきました。自らの意思で動いていったこと、自分の力ではどうしようもなかったこと、見えない大きな流れに翻弄されるかのようだったこと、そんな中で確かに掴んできたことなど、この10年間、本当にいろいろなことがありました。でも そのすべてが 今に至る 布石だったのだと 実感しています。

今、何か物事が、長い長い年月をかけて、丸一周したと感じています。そして、出てきたところは、同じ場所ではなく、らせん階段のように回りながら進んできて、また新たな場所です。新しい景色が広がっています。心には、はるかにかるくなっていること、すでにクリアしてきたことがあり、また、心のおもいものさえもその姿を変容させていて、今は見えているものが違います。

今秋は、緒方貴臣監督映画「飢えたライオン」とともに、あの時以来10年ぶりに、東京国際映画祭に参加します。これまでの10年と、これからの10年。ラジオ番組にて、インタビューにお答えしました。話は、若松孝二監督との出会いから始まっています。→TOKYO FM「トランス・ワールド・ミュージック・ウェイズ」

エッセイ集「表現と息をしている」は冒頭、この若松孝二監督との出来事から、書き綴っています。もう随分随分前のことですが、まよいなく本の冒頭に書くほど、やはり僕にとっては、大きな出会いと経験だったのだなぁと、そして、この道はあの時から始まったのだなぁと、今日という日に あらためて 思っております。

僕は、もうこれからの10年のなかにいます。