Words 1

僕らの8・15

Posted in 2017.8.8 | permalink

祖父が戦地に赴く時の写真。家族で見送りをしたという。僕の曾祖母にあたる人は、憂うように、どこか遠くを見つめているように見える。エッセイ集「表現と息をしている」のなかに、文章とともに掲載している古い写真。僕は亡き祖父から何度も戦争経験について話を聞かせてもらった。祖父の片目の眼球は、銃弾の破片により傷ついていた。祖父の記憶を確かに受け取って、それらは僕の心と身体に流れて続けている。自分をつよく突き動かすものの一つに、このように、命と命の間で、受け取ってきたものの存在があると思う。