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Douceurs de l’imperceptible – いなかのはな

Posted in 2016.1.27 | permalink

美術作家・Johanna Tagadaさんのアートブック「Douceurs de l’imperceptible – いなかのはな」に、7編の詩を寄せています。英国のテイトモダン美術館、テンダーブックスなどにて手にとっていただけます。刊行を記念して、1/15~1/23まで、ロンドンのテンダーブックスにて展示が行われます。僕はこの展示に「神歌」という2つの新しい音楽作品も寄せています。欧州におられる方、行かれる方は、ぜひ 出版物 & 展示を見てみてください。どうぞ よろしくお願いします ◯

はじめて彼女の写真に触れた時、彼女の眼差しのことを、心から美しいと思った。フランス・アルザス地方に暮らす彼女のお祖母さまとその暮らしが写されたそれらは、僕に故郷・九州の今は亡き祖母との時間を思い出させてくれた。幼少の頃から祖母が亡くなるまでの間に心に深く刻まれたさまざまな記憶が、彼女の作品に触れて、当時の情景とともに鮮明によみがえってきた。国や文化こそ違えど、僕は実際にはまだ一度も会ったことのない海の向こうの作家との間に、深く共鳴できる心を見つけていた。最初に彼女からもらったメッセージには、”I like this song very much.”と書かれたあとに、僕たちの《dear grandma》という楽曲の動画リンクがあった。