Words 1

東京

Posted in 2008.10.27 | permalink

ギターを弾く

アンプは、とんでもなく大きな音がでる。

僕は、その音が一番生々しく感じられる場所に立って、弾く。

一番感情的に演奏したい時、歌いたい時には、ギターの音を歪ませる。

もっともっと感情的にやりたい時は、その音をもっともっと強く大きくする。

自分にとって、ギターの歪み音とは、なんなのだろうと考える。決して、綺麗な音ではない。歪んでいる。

疲れている時、その音を鳴らして全身で受けると、具合が悪くなる。意志、希望、光、悲しい思い出、届かなかった想い、絶望、愛情、いろんなものが全部まとまって、音の団子になって激しく飛んでくる。だから僕は時々、その歪みの音に暗闇に突き落とされるような気持ちになる。それでも、演奏し続けていると、この音の先に、なにか綺麗ごとではない光のようなものがあるように思えて、気がつけば、気力が、元気が出ている。

昔は、もっと分かりやすくひらいていた。もっと分かりやすく、単純に、光をみていた。今は、その歪みの音の先に、希望が光が、手と手があるような、そんな場所に立っている。