Words 2

小淵沢。

Posted in 2010.12.17 | permalink

山梨県は小淵沢にある”none to cat ”スタジオに1週間ほど滞在して、レコーディングをしてきました。
このスタジオを知ったのは、今から約1年前‥。
2009年に発売されたクラムボンのアルバム『Re-clammbon』のDVDで彼らが演奏している場所がこのスタジオでした。
「なんて素敵なスタジオだろう。いつかこんな場所でレコーディング出来たらな..」とずっと思っていたんです。
そんな時、今回のアルバムを制作するにあたり、レコーディングエンジニアをtoeの美濃 隆章さんにやって頂けることになり、
美濃さんはクラムボンや他のアーティストのレコーディングを何度も小淵沢でやられていて、その縁でこのスタジオでのレコーディングが決まりました。何事も思ってるだけではダメでそれを口に出して言ってみることで実現することもあるんだなぁと、実感。

メンバー、スタッフ総勢10人で小淵沢の地を訪れました。思い描いていた通りの素敵な場所でした。食べる物も、水も、空気もおいしいし、大好きな温泉もたくさんある。
朝、早く起きた人が朝ご飯の準備をして、それをみんなで食べてから、そのまま昼過ぎまでレコーディング。このスタジオにはグランドピアノが置いてあって。僕は朝のピアノの音録りが好き。窓から入ってくる優しい日差し、遠くまで見渡せる綺麗な景色、空気も澄んでいて集中出来るから、スッと気持ちが入る。スタジオ自体がログハウスのようになっていて木で出来ているので、ピアノの音録りをしている時によく、木のパチッ、ミシッという音が入る。その音がまた良かったりする。屋根に積もった雪が溶けてバサッと落ちる音や、時には鳥の鳴き声も入ったりする。自分の奏でる音にその瞬間にしかない自然の音が入る。必ずしも完璧で完成されたものじゃなくてもいいと僕は思う。

午前中のレコーディングを終えてから昼ご飯へ。この辺りはかなりおいしいお店が多くて、いつも今日はどこに行こうか~と言いながら、グルメな美濃さんがお店を厳選してくれる。うどん、洋食、親子丼、ほうとう、鰻とどこのお店も感動するくらい美味しいのだが、あるお店では野菜が食べたいと言うとお店の隣にある畑から、大根、カブ、白菜、菜の花、ブロッコリー、人参、サニーレタスなどの野菜を採ってきてくれて、その野菜を洗って切り分けすぐに生で出してくれて、自家製味噌をつけて食べる。野菜の甘さとみずみずしさに、もう感動。。。
昼ご飯のあとは温泉へ。温泉も日替わりで選んで行く。中でも、日本一の高濃度温泉はお湯の色が茶色くて塩分が強く初めての感覚。お湯の温度も39度とぬるめで長風呂には最適でした。いやーどこの温泉も良かったなぁ。

午後にはレコーディング再開。1日の作業が終わった後、夜ご飯はみんなで自炊をする。料理を作って、ご飯食べて、お酒飲んで、くだらない話をしたり真剣な話をしたり、そんな時間を一緒に過ごすことでバンドが一つになっていく気がする。

夜は屋根裏でみんなで布団を敷いて寝る。そこには天窓があって、真っ暗な中横になって窓を見上げると、満天の星空で流れ星がいくつも見える。そんな風に一日が終わっていく。

本当に音楽に集中出来た1週間でした。一日がゆっくりしているようで、あっという間に過ぎていきました。ああいう環境でこれからも音楽を作っていけたらいいなと思います。小淵沢必ずまた行きたいです。

奇跡のような偶然のようで実は必然だったりする、そんな出来事や出会いが、今年もたくさんありました。本当に色んなことに感謝です。
2010年も残り半月‥。都内でのレコーディングもあと少し残っていますので、頑張りたいと思います。