Words 1

renew

2017/9/13 | Words1

初めて、振り付けのあるお仕事に取り組んでいます。これまでの自分の引き出しにない、経験したことのない種類の身体の動きで、このお話をいただきましたことに、最初はものすごく驚きました。おもいきって、ほんとうにおもいきってトライさせていただきましたら、そこには素晴らしくすてきなダンサーさんたちとの出会いがありました。まったくの新しい経験。自分の頭の中の理屈やこだわりをすべて手ばなして、自分をまったくのゼロにして、真新しい自分で物事に取り組むことによって、こんなにも多くの学びと、こんなにも多くの新鮮な感覚との出会いが待っていたとは、実際にやってみなければ、本当に分かりませんでした。まったくの想定外な出来事。36歳になっても、まだまだ自分自身の予想を大きく超えてゆくような事が起こりうるのですね。まだまだたくさん新しい経験をして、学んで吸収して、未知なる景色を見てゆきたいです。自分自身のつよい意志でやると決めていること。そして、そして、ありがたくも、思いがけずに恵まれる機会。その両方のことを大切にして、運命を創造してゆきたいです。

2017/10/2「そうか 心には 声があったのだ」開催 @ 光明寺

2017/9/7 | News

「そうか 心には 声があったのだ」

小木戸利光 × 松本紹圭(光明寺 僧侶)

一部 対話
二部 パフォーマンス

日時 :十月二︎日 十九時〜
会場 :光明寺 本堂 (東京都港区虎ノ門3-25-1)
東京メトロ日比谷線神谷町駅3番出口より徒歩30秒
入場 :二千五百円 →予約フォーム

Statement
パフォーマンスを鑑賞してくださったり、エッセイ集を読んでくださった皆さまから、僕のもとにメッセージが寄せられています。それらをありがたく読みながら、その一つ一つに思いを馳せていますと、そこにある共通点が浮かび上がってきます。それは、僕たち皆のなかには、それぞれに特有の、忘れがたい経験があるということです。小さい頃に見たこと、感じたこと、そこで見た光の景色、違和感、恐怖心、好奇心、それらは心の奥底に深く記憶されています。そして、その原初の経験や体験や感覚は、おそらく、自分自身の心の声のようなものと深く結びついていて、何かを訴えかけてきてくれています。自分自身の命について、教えてくれています。しかし、僕も含めた多くの人たちは、社会のなかで、その原初の体験を、かならずしも自分自身で肯定して受けとめることができぬままに過ごしてきて、気がつかぬうちに心の一部をもつれさせながら、しかし懸命に今を生きています。この各々の原初の記憶には、「自分の心の声」や「自分の心が望んでいるもの」「この命が向かっている方向」についての豊かな示唆が潜んでいるように思えてなりません。この社会や世界の出来事を目の当たりにして、何が為されるべきなのか、自分は何ができるのか、何がしたいのかなど、混乱してしまうこともあると思います。そんな時にこそ、自分自身を丁寧に見つめて、心の声に耳を澄ませ、自らの命の響きに寄り添うことは、とても大切なことではないでしょうか。そこから、あらゆることが生まれてくるのだという実感が、僕自身にはあるのです。

東大病院の医師・稲葉俊郎さんは、僕のパフォーマンスを初めて観てくださった日に、以下のようなコメントを残してくれました。「小木戸さんの身体の動きの一つ一つは、小木戸さんの心と身体が調和するために必要としている動作そのものなのではないでしょうか。自らが望んでゆくように、自ずと身体表現が起こってくるのでしょう。」僕はパフォーマンスを行った後に、心と身体が整ったと感じることがよくあります。自著「表現と息をしている」のタイトルが示しているように、僕はまさに、表現をして、はじめて、生きていられるのです。

光明寺の僧侶・松本紹圭さんのなかには、お寺の存在意義の一つとして、「生きる意味を問い、生きているという経験を取り戻す舞台環境」ということがあるのだそうです。

これらを踏まえまして、当日は、ご来場いただく皆さまを含めた私たち一人一人の「心の声」に焦点を当てて、それらに耳を澄ませるようにして、皆さまとの対話形式にて、トークを進めていくことができればと思っています。二部では、参加の皆さまに、言葉、文章、詩、絵、身体表現など、それぞれの自由な形にて「自分の心の声」を表現していただき、皆さまのそれらを受け取って、小木戸 利光がその場でパフォーマンスを創り上げます。今回は、皆さまの心の声とともにパフォーマンスを創り上げるということを目指します。

上の絵は、前回のゲスト・稲葉俊郎さんの作品です。この絵は、僕たちには「心の声」があるのだということをやさしく教えてくれているような気がして、大好きな絵です。あらためて、稲葉俊郎さんにお礼を申し上げます。今後もこうしてバトンを受け取りながら、光明寺での会を続けていきたいと思っています。

皆さまのご来場を、心よりお待ちしております。

小木戸 利光

ホンマタカシさん

2017/9/7 | Words1

2017/09/22 Fri 20:00〜
小木戸利光×ホンマタカシ
「日々かわりゆく表現の形 トーク&パフォーマンス」
詳細→B&B

ホンマタカシさんとの出会いと歴史。

ホンマタカシさんとはじめてお会いしたのは、COSMIC WONDER(2013S/S Diamond Equinox)の撮影で被写体になった時でした。Center For COSMIC WONDERでの静謐な撮影のひと時のことは、今でもはっきりと思い出すことができます。

そして、その次の機会では、パフォーマンスをご一緒しました。鹿のホンマタカシさん、英国在住のアーティスト・Jatinder Singh Durhailayさん、僕による3人での即興的なパフォーマンスでした。

9月22日のB&Bでは、ホンマタカシさんとはじめて対談を行います。撮影現場などでは、ほとんど言葉なしで、見えない感覚を共有するかのように進んでゆきますので、ホンマさんとしっかりお話するのは、今回がはじめてです。

top:
photography by Takashi Homma
COSMIC WONDER Light Source 2013 S/S“Diamond Equinox”

middle:
photography by Kohei Yamamoto
The Art of Tea of Art of Tea, curated by Audrey Fondecave of TOO MUCH magazine and Johanna Tagada at Hotel Pearl.
Takashi Homma, Jatinder Singh Durhailay, and myself in 27th March 2016.

TOKYO FM

2017/9/7 | Words1

TOKYO FM 収録。対談番組にて、映画のこと、音楽のこと、ドキュメンタリーのこと、パフォーマンスのこと、エッセイ集のことなど、「表現と息をしている」をテーマにお話しました。tokyo blue weepsの楽曲も2曲ほど流れます。オンエアは10月!

ホンマタカシ × 小木戸利光 トーク&パフォーマンス

2017/9/4 | News

エッセイ集「表現と息をしている」の刊行を記念して、

9月22日(金)20時〜、B&Bにて、写真家・ホンマタカシさんと対談とパフォーマンスを行います。

ぜひ ご来場ください。

「日々かわりゆく表現の形 トーク&パフォーマンス」
B&B

IMA対談 森栄喜 × 小木戸利光

2017/9/4 | News

小木戸 利光

写真誌「IMA」onlineにて、写真家・森栄喜さんとの対談が公開されました。
ぜひ ご覧ください。

「記憶・声・家族 – 写真家の眼差しの先にあるもの」
IMA online

谷口稜曄さん

2017/8/30 | Words1

NHK「あんとき、」の番組のなかで、計3回お会いして、最後にはご自宅にまで伺わせていただいた、谷口稜曄 (すみてる)さんがお亡くなりになりました。番組の冒頭と終盤に、原爆によって背中が真っ赤に焼けただれた少年の写真が出てきましたが、あれは、被爆した後の谷口稜曄さんの背中です。番組が完成して程なくして、NHKのスタッフから、谷口さんが入院されたと聞きました。その時、もしかしたら、あれが谷口さんの最後の言葉だったということになるかもしれませんとも言われていました。

谷口稜曄さんへ

僕は、なんとか ぎりぎり 間に合って、谷口さんにお会いすることができました。NHKのチームの皆さまのおかげです。最後にご自宅にて、谷口さんの背中を見せていただきながら、僕はその背中の先に、来たるべき自分の未来を見ていました。「あんとき、」でのあらゆる経験が、谷口さんとの出会いが、僕の人生を大きく動かし、つよく後押ししてくれているのを、感じておりました。あの日から、自分が向かうべき道、もうとっくに自分自身で気づいていることへの、決意が固まったのです。

最後の、最後に、谷口さんの記憶を受け取らせていただきましたことを、心より感謝いたします。ありがとうございました。この先の道で、それらを、僕自身の仕事を通して、確かに未来へと繋いでいきます。別れる間際、2人きりになった時に、涙を浮かべながら、僕に見せてくださった表情、そのお気持ちを、心に大切に記憶させて、明日からも仕事に励んでいきます。悲しみではなく、谷口さんに出会えたことへの喜びの気持ちで胸が溢れております。心より ありがとうございました。

小木戸 利光 拝 2017.8.30

エッセイ集「表現と息をしている」

2017/8/26 | Other works

エッセイ集
「表現と息をしている」

帯写真 森栄喜
装丁 吉村麻紀 前田征紀
対談 服部みれい 小林エリカ ミヤギフトシ
而立書房 刊
表現と息をしている

エッセイ集「表現と息をしている」

2017/8/26 | Words1

新聞広告 エッセイ集「表現と息をしている」

それにしても、田中正造、荒畑寒村、福沢諭吉の名前が出てきている上の記事のことが、とても気になっている。図書新聞、買いに行こう。

瀬々敬久監督映画「菊とギロチン」にて、大杉栄を演じている。昨年この撮影のために、あらためて大正時代や大杉栄についてリサーチをした。大杉栄と伊藤野枝、そしてそこに深く交差した人物達の人生を描き出している小説「美は乱調にあり」「階調は偽りなり」のなかで、作者の瀬戸内寂聴さんは、今は亡き 荒畑寒村へ直接取材をしていて、そのくだりが非常に興味深く、惹きつけられた。激しく情熱を持って生きた人の人生は、のちの時代を生きる僕達に、依然として激しく情熱的な視線を投げかけてきている。エッセイ集に詳しく書いた。映画「菊とギロチン」は、2018年公開。9月16日には、阿佐ヶ谷での現代映像研究会 足立正生/瀬々敬久の会で、映画のメイキング映像が公開されるようだ。

エッセイ集「表現と息をしている」

八月に想う

2017/8/26 | Words1

記録
「八月に想う」
トークショウ 小木戸 利光 × 稲葉 俊郎(東京大学医学部付属病院 医師)
8月13日 光明寺 本堂

一部:対談
二部:パフォーマンス

光明寺
稲葉俊郎
NHKドキュメンタリードラマ「あんとき、」
エッセイ集「表現と息をしている」

photography by 松崎香織、熊谷有依夏

多様な視点・論点 2

2017/8/12 | Words1

英国留学中の出来事。2003年、アメリカがイラクへの攻撃を開始した当時、イギリスでは各地で大規模なデモが起こっていた。僕はドキュメントとして記録しておきたいと思い、ビデオカメラを回していた。幾人かのインタビューも撮った。忘れもしないのは、イラクへの侵攻に抗議する大きなデモ行進とすこし距離をおいたところから、何かを懸命に訴えていた一人のイラク人の存在だ。彼のことが気になって、話しかけて、彼の声を聞いてみた。とても穏やかで優しい人だった。彼の話を聞いて、とても驚いた。「フセインがいなくならなければ、僕たちの国イラクの未来はないんだ。だからイラクへの侵攻はひつようなんだ」と言うのだ。戦争反対を訴える大規模なデモの傍らで、母国イラクへの攻撃を「致し方ない」こととして、その場でのマジョリティーに対して、一人小さな声をあげていた彼。その声はあまりにも小さくて、何人にも届かなかったと思う。そこには、怨恨や悲しみにより戦争や殺戮が致し方ないこととされてしまう歴史上の捻れがある。彼は自らの意志でイラクでの不自由な暮らしから逃れ、イギリスに亡命してきていた人だった。後日、ニューキャッスルのおうちに招いてくれて、他のイラク人のお友達とともに、イスラムの食事をご馳走になった。彼は心根の優しい人で、僕はこわい思いをしたり、何かを強要されたりすることは一切なかった。温かい時間だった。彼のような人は本来、戦争など望むはずはない。昨今のイギリスでの出来事を思う。ニューキャッスルの彼は、元気にしているだろうか。
可能な限り 多くの異なる視点のことを慮りながら、物事を見つめていたいと望むようになったのは、この時からだと思う。写真は、エッセイ集「表現と息をしている」のなかに文章とともに掲載しているもので、許可を得て、モスクで撮影したものです。

明日8月13日の17時〜「八月に想う」と題して、神谷町の光明寺にて、トークショウを行います。日本のお盆に、鎮魂の思いも含みながら、NHKのドキュメンタリードラマ「あんとき、」のことや、エッセイ集「表現と息をしている」のなかに綴った社会や世界の出来事についてなど、お話したいと思っています。対談相手としまして、東京大学医学部付属病院の医師・稲葉俊郎さんをお迎えします。稲葉さんや 皆さんと 対話するかのように進めていくことができればと思っています。また、後半には、謡いや音楽とともに、パフォーマンスも行う予定です。ぜひ ご来場ください。

多様な視点・論点 1

2017/8/12 | Words1

早稲田大学にて。東アジアをはじめとする各国からの学生たちが、長崎と東京で8日間を共にし、歴史について考え、話し合い、最後にグループごとに「1945年8月」という架空の共通歴史教科書を作成するというプロジェクト。その成果発表を含めた「東アジア共通の歴史認識は可能か:キャンパス・アジアの取り組み」を聴講。

あらゆる対話が英語によって重ねられる講義の中で、学生たちの国際的で、多様な視点・論点に触れて、自分の思考に新たなスペースが広がってゆきました。ものごとを断言しない ゆたかな空白のようなもの、できるなら そのままに受容する ゆとりのようなもの、そんな余地について、感覚として手掛かりがもたらされました。

2001年9月11日以前から、それ以後にかけて、僕は英国留学中に、その困難のほうにあまりにも多く直面しすぎて、身体中に酷い蕁麻疹ができ、一度 心身ともに終わったような大変苦い経験をしたけれど、昨日の早稲田大学での出会いや出来事は、あらゆる経験を経た、その道の先にあったものだと心底実感できて、それは一つの「明かり」となって、この道の先を照らしてくれています。

8月13日の17時〜「八月に想う」と題して、神谷町の光明寺にて、トークショウを行います。対談相手として、東京大学医学部付属病院の医師・稲葉俊郎さんをお迎えいたします。長崎の原爆をテーマにしたNHKのドキュメンタリードラマ「あんとき、」のこと、エッセイ集「表現と息をしている」のなかに綴った社会や世界の出来事についてなど、稲葉さんや皆さんとともにお話をしながら進めていくことができればと思っています。また、後半には、謡いや音楽とともに、パフォーマンスも行う予定です。ぜひ ご来場ください。